三重県伊勢市にある宮川医療少年院を参観しました。
こうした施設は、全国に4か所あり、宮川医療少年院のほか、神奈川、関東、京都医療少年院があります。
宮川医療少年院は、JR宮川駅から徒歩圏内のところにあります。
最初に教官の方から施設の概要説明を受けた後、院内を見学しました。活動を直接見ることはできませんでしたが、彼らの作品や教室などを見学しました。
21号台風の被害もありました、とお話をしました。
最後、皆様の質問に答えていただきました。
この少年院には現在、おおむね12歳以上20歳未満が約47名ほど収容されています。職員(教官、医師)おり、きめ細かい指導をするには、適当な収容人数だという実態をお話しくださいました。
知的障害や情緒障害、発達障害にある人、あるいはその疑いのある人で、処遇上の配慮が必要な人がここに収容されています。
また、陶芸・農園芸・などの職業指導、義務教育課程を主とする教科指導や社会復帰のための支援のほかに、治療的な指導として認知理論による認知機能向上訓練、トレーニングやを行っているとのこと。
毎日規則正しい生活の中で学んでいます、理解と共感をペースにした、少年一人一人の特性に応じた教育。
少年たちの指導にあたっている特別支援「学校」的な施設であるという印象を受けました。